【ランク別】オーディオインターフェイスの選び方。おすすめ機種
パソコンを使った音楽制作(DTM)やライブでは必須なオーディオインターフェイス。
ものによってはピュアオーディオファンにも愛用されているようなものもあります。
今回はそんなオーディオインターフェイスを値段帯別、手にするべき人やランク別に分けてご紹介します。
もくじ
- ランク1:入門向け(~3万円)
- Steinberg|UR22mkⅡ(接続方式:USB)
- Roland|Rubix22(接続方式:USB)
- 番外編:Apogee|ONE for Mac(接続方式:USB)
- 次世代編:M-AUDIO|M-TRACK 2×2(接続方式:USB type-C、Thunderbolt3)
- ランク2:中級者用~コンパクトなサブ用(6万前後~10万)
- Apogee|Duet for iPad and Mac(接続方式:USB)
- RME|Babyface Pro(接続方式:USB)
- MOTU|UltraLite mk3 Hybrid(接続方式:USB、FireWire)
- Roland|OCTA CAPTURE(接続方式:USB)
- ランク3:中級~上級者向け(10万~15万前後)
- Universal Audio|Apollo Twin MkⅡ(接続方式:USB type-C、Thunderbolt3)
- Apogee|Quartet(接続方式:USB)
- RME|Fireface UCX(接続方式:USB、FireWire)
- ランク4:中級~コンポーザー~上級者(20万以上)
- Universal Audio|Apollo8(接続方式:USB type-C、Thunderbolt3)
- RME|Fireface UFX(接続方式:USB、FireWire)
- Apogee|Ensemble(接続方式:Thunderbolt2)
- 最後に
ランク1:入門向け(~3万円)
リーズナブルな価格で入門向け、手軽な持ち運び用、および手軽なサブオーディオインターフェイスにオススメな製品群です。
Steinberg|UR22mkⅡ(接続方式:USB)
とにかく安い、1万円くらいです。
まともなオーディオインターフェイスの最安商品ではないかと思います。
オーディオインターフェイスはわりと値段に機能が比例しますので、あくまで1万と考えておいた方が良いです。
こちらは新型のMK2も発売されており、こちらは次のQUAD CAPTUREと性能が肉薄しています。
Roland|Rubix22(接続方式:USB)
上記のUR22と並んで2大入門向けオーディオインターフェイス。
Rubix22は安定性もありますし、バスパワー駆動もしますので、サブオーディオインターフェイスや持ち運び、ライブ用オーディオインターフェイスにもオススメできます。
長い間使えるかと思いますし、最初に手にする入門オーディオインターフェイスは個人的にはこちらをオススメします。
歌ってみたをしている方の定番モデルかもしれませんね。
番外編:Apogee|ONE for Mac(接続方式:USB)
3万少し超えるのですが持ち運び用のオーディオインターフェイスにオススメの製品。
最近、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデューサーでも有名な中田ヤスタカはメインのDTMシステムをMacbook Proに変更し、さらに持ち運び用にはこのApogee ONEを使用するようにされています。
中田ヤスタカさんいわく、コレ自体が簡易的なマイクになるようなので出先でデモ用に簡単に録ったりと重宝するようです。
あくまで持ち運び用と割り切った方が良さそうです。
次世代編:M-AUDIO|M-TRACK 2×2(接続方式:USB type-C、Thunderbolt3)
Macbookユーザーなら、誰もが頭を抱える、接続方式。
最新のMacには従来のUSB端子がありません……。
アダプターを使い、プラグを変換?
そうした場合、音質劣化はどうなるの?
1万円前後でその悩みを解決する製品がリリースされています。
USB type-C(Thunderbolt3)接続に対応した機種です。
何といっても、一番の驚きはその値段ですね。
音質は可もなく不可もなく、しかしこの値段にしては素晴らしいパフォーマンスだと思います。
初心者の方で、type-C接続で頭を悩まされている方は、ぜひご検討ください。
ランク2:中級者用~コンパクトなサブ用(6万前後~10万)
この価格帯になると、手軽かつ本格的な制作をしている方が買っている印象です。
あとハーフサイズが中心なので、本格的かつコンパクトなシステム構築や、ライブでパソコンを使って高品質な音を出したいという方にオススメ。
Apogee|Duet for iPad and Mac(接続方式:USB)
プロも愛用しているApogee製オーディオインターフェイス。
6万くらいの価格、スタイリッシュで見た目もかっこいいです。
コンパクトバスパワー駆動もするので、ライブでMacbookと合わせて使用するにもかなり使えます。
わたくしも一時期使っていました。
少し不満があるとすれば、Duetに関して入出力がタコ足のようになっているのですが、少し汚くなりやすいところ。
あとはミキサー機能のMaestro 2が少し使いにくい……。
レコーディングのモニターの返しにコンプやリバーブを掛けたりも(Apogeeのミキサー機能では)できませんので、そこが許容できるかがApogeeを使うかのポイントになってくるかと思います。
音に関しては全く申し分なしで最高です。
RME|Babyface Pro(接続方式:USB)
Apogeeと並んでRMEはプロも愛用されている2大トップ。
全く味付けのないモニターサウンドは、ピュアな音を求めるオーディオファンにもかなり人気でオススメです。
MOTU|UltraLite mk3 Hybrid(接続方式:USB、FireWire)
以前はMOTUのオーディオインターフェイスをよく耳にしていましたが……。
最近あまり耳にしません。
見た目も各社どんどんスタイリッシュになっているところ、少し足踏みしている印象があるのですがその辺はどうなのでしょうかね?
Roland|OCTA CAPTURE(接続方式:USB)
ドラマーに超絶オススメなオーディオインターフェイス
品質も良く、ドラム録りに必要な8個のマイクプリが載っていて5万前後という値段の製品は他にはありません。
QUAD CAPTUREなど、大人気のシリーズなので安心感がありますね。
なんと言っても本機のイチオシポイントはオート・センス機能。
事前に演奏を流しておくと各チャンネルが自動的に最適な音量のレベルに設定してくれます。
ドラム録りだとかチャンネル数が多くなるとこの辺りの設定などが大変になってきますので、こういう機能はかなり捗りそうですね。
スタジオで生録りする場合なんかでも時間は限られていますし。