DTM初心者向けにおすすめのコンデンサーマイク MXL 770
近年初音ミクやニコニコ動画の「歌ってみた」等によってDTMが身近になってきたのではないでしょうか。
しかしDTMを始めるには複数の機材を揃える必要があり、一度に揃えようとすると中々手の出しにくい値段となってしまうものです。
中には「始めてみたいけど長続きするかわからない」という方や「安くても品質の良いものを!」という方もたくさんいるでしょう。
今回はコンデンサーマイクの中でもコストパフォーマンスの優秀な「MXL 770」について紹介します。
コンデンサーマイクのはじめの1本に
歌や楽器のレコーディングにおいて音は綺麗に撮りたいものです。
その音質を決定付ける要因として最も存在感が大きい機材の一つがマイクです。
しかし、マイクと言っても下は数千円程度から100万円するものまでいろんな価格帯があります。
そしてダイナミックマイクやコンデンサーマイクなどたくさんの種類があります。
MXL 770は1万円以下の価格帯のコンデンサーマイクです。
ライブハウスやコンサート会場でよく見るダイナミックマイクにくらべてコンデンサーマイクは高音域をロスせず綺麗に録れるという特徴があります。
DTMで使うなら断然コンデンサーマイクをおすすめします。
その中でもMXL 770は特にコストパフォーマンスの高い良いマイクです。
この値段でここまで出せる!MXL 770の特徴
コンデンサーマイクは基本的に値段は高いですが、MXL 770はダイナミックマイクとかわらない、場合によってはそれ以下の価格で購入する事が出来ます。
高級感溢れるブラックカラーは持っているだけでも気分が上がりますね。
付属品としてショックマウントホルダーが標準装備されており、別途で購入する必要がないのでマイクスタンドとオーディオインターフェースさえあればすぐに録音が開始できます。
150Hz以下をカットし不要な低音を取り除けるローカットスイッチと、ドラム等大音量楽器にも対応する-10dBのパッドスイッチが付いています。
低価格帯にありがちな堅牢さの欠如も特になく、また初期不良などの報告も少ないので故障を心配もせずに長く使用する事が可能です。
気になる音質
同様の価格帯のダイナミックマイクであるSHUREのSM57、SM58等と比較してみるとかなり繊細かつクリアな音で録る事ができます。
少し中低音から高音までバランスがとれていて、しっかりとしたアタック感を出してくれるのでボーカル等もしっかりと存在感のある音になります。
また色づけ感の少ないフラットな音なのでナレーションなど様々な用途で使用可能でしょう。
使い手の腕も試される修行できる1本
ダイナミックマイクからコンデンサーマイクに変えるだけで大きく音質が変わり音源の質も向上する事でしょう。
さらに使い手の腕次第でどこまでも化けて行くことが可能なのです。
マイクプリアンプとの組み合わせ方によって自分好みの味付けを見つける事が出来るかもしれませんし、ドラムやギターはマイクのセッティングする位置によって録れる音は全く違います。
高いマイクを購入する事ができたとしても、最初かたなかなか思った通りの音では録音できないものです。
ドラムなどステレオで録ろうとした場合、同じマイクが2本必要ですが、MXL 770なら2本揃えるのにもそう苦労はしないはずです。
コンデンサーマイクを2本使ってのステレオ録音は意外とコツの必要な録音方法なので、試行錯誤が必要です。
そうして経験を積んだあなたの音源はお金にモノを言わせた荒削りな音よりもずっと繊細で心に響く音となるのです。
スペック
タイプ | Pressure gradient condenser microphone |
ファイヤフラム | 6 micron gold-sputtered |
カプセルサイズ | 22mm/.87 in. |
周波数特性 | 30Hz – 20kHz |
指向性 | Cardioid |
入力感度 | 15mV/Pa |
出力インピーダンス | 150 ohms |
アッテネータ | 0 dB, -10 dB |
ハイパスフィルタ | 6 dB/octave @ 150Hz |
自己ノイズ換算レベル | 20 dB (A-weighted IEC 268-4) |
S/N比 | 74 dB (Ref. 1 Pa A-weighted) |
最大入力許容音圧 | 137 dB |
電源 | 48V phantom power (+/- 4V) |
サイズ | 59mm x 158mm/2.32 in. x 6.22 in. |
重量 | 1 lb/453.59g |
仕上げ | Black with black grill |