ボーカルマイクのおすすめ。種類と選び方
「ボーカルにお勧めのマイクはどれ?」
「いっぱい種類があってどれを選んだらいいか分からない! 」
今回は、そんな方のために各メーカーのボーカル専用マイクをご紹介します。
もくじ
マイマイクを使うメリット
自分の声を知ることができる
マイマイクを使うことで自分の歌い方の癖・トーンをより理解できるようになります。
マイクのコンディションを保てる
マイクは音を拾う機器として精密な構造となっており、扱いや保管状態も大変デリケートです。
ライブ会場や音楽スタジオなどで使用されているマイクの型番や使用頻度は様々で、コンディションが一定していないことも少なくありません。
扱い慣れることができる
マイクはそれぞれに固有の特性があり、出音も異なります。
普段のリハーサルから同じマイクを使うことで、本番のステージでストレスなく使用することができます。
オススメのボーカルマイクまとめ
SHURE SM58
ライブハウス・音楽スタジオには必ずと言っていいほど常備している業界標準の定番マイクです。
ライブハウスのPAさんも使用することに慣れているマイクです。
ただ定番が故、使用頻度や経過年数も違いコンディションがバラバラのところも多いです。
マイマイクとしてはじめに持っておくことで、これからのマイク選びの基準にしてみてはどうでしょうか。
ボーカル以外の用途にも十分応用できるマイクです。
- 価格:15,000円ぐらい
- 使用アーティスト:Bjork、Grimes、チバユウスケ、ほか定番マイクとして多くのアーティストが愛用
SHURE BETA87A
近接効果(マイクに近づいたら低音が強調)を自然に防いでくれる仕様、指向性が優れているので、他のマイクに比べ圧倒的にハウリングしにくい仕様になっています。
機能はもちろんですが、なによりも軽い・持ちやすいので、ずっとマイクを持って歌うボーカリストにはお勧めです。(特に女性)
あとコンデンサーマイクですので、ファントム電源供給が必要となります。
ファントム電源は接続しているミキサーから供給される電源ですので、ライブの際に使用する際はPAスタッフさんへ、リハーサルの際はスタジオスタッフさんへ相談してみるといいと思います。
テレビの音楽番組で使用して歌われている現場でもよく見るマイクです。
- 価格:30,000円ぐらい
- 使用アーティスト:Rake (レイク)、Chara、Thom Yorke(Radiohead)…等
SHURE BETA58A
同社のSM58に比べ「感度が高い」のが特徴のマイクです。
中音域が強調され、余分な低音域はカットされており、ライブボーカル用マイクとしての仕様になっています。
- 価格:20,000円ぐらい
- 使用アーティスト:Maroon5、Patti Smith、The Roots、Defftones、Nickelback、トクマルシューゴ…等
AUDIO TECHNICA AE6100
ボーカル専用にチューニングされた仕様で、ボディを二重構造となっており、手で持った時のノイズを低減しているので、激しいライブパフォーマンスにも活躍します。
高音域の音抜けもよく、女性の方にもオススメのボーカルマイクです。
- 価格:17,000円ぐらい
SENNHEISER E945
ボーカルのみの収音特性があるので、ステージ周りで楽器がたくさん鳴っている「バンドボーカル向き」だと思います。
それとは反対に楽器録音にはあまり適していません。
- 価格:22,000円ぐらい
SENNHEISER E965
指向性が切り替えられるので、ボーカル以外の様々な用途で使用できます。
少しお値段は高いかもしれませんが、レコーディング時でも使用できるので、1台持っていると万能に使えるマイクと言えます。
コンデンサーマイクですので、ファントム電源供給が必要となります。
- 価格:70,000円ぐらい
NEUMANN KMS104
世界を代表するハイエンドマイクブランドNEUMANNの、ライブボーカル専用コンデンサーマイクです。
マイクから多少離れてもしっかり声をキャッチしる「高ゲイン仕様」なので、ライブパフォーマンスで動いても安心です。
- 価格:68,000円ぐらい
AKG D7
ノイズも少なく安定のパフォーマンスを得ることがでるマイクです。
ダイナミックマイクですが、超単一指向性のマイクで周りの不要な音が入らない分、しっかり口をマイクに近づけないとクリアな音が収音できませんので注意が必要です。
- 価格:21,000円ぐらい
AUDIX OM6
人間の声の帯域をしっかり表現してくれるマイクです。
少し収音帯域が広いので、アコースティックや弾き語りなど楽器編成が少ないパフォーマンスの際、威力を発揮するマイクです。
- 価格:22,000円
最後に
楽器屋さんでは実際手にとって、音の聴き比べもできるので気になる方は試してみましょう。
こちらでもさらに詳しく解説しております。
はじめてのマイク選びの参考になれば幸いでございます。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya